研究概要
本研究室では、生物や人間を模倣した柔らかい情報処理手法であるソフトコンピューティングや感性工学の技術を用いて人間に優しく、優れた対人親和性をもつ人間共生システムや人間共存型ロボットの研究開発を行っています。
■人間共生システム(Human Symbiotic Systems)
人間とロボット,人間とシステムなどの双方向コミュニケーションにおけるヒューマン・インタラクションを中心課題とし,人間と共生・共存できるシステムの実現に必要な要素技術の確立を目指しています。
■ソフトコンピューティング(Soft Computing)
ファジィ理論、ニューラルネットワーク、進化的計算法、カオス理論など、
生物および人間における知能・学習・進化のメカニズムを模倣した知識情報処理手法です。ロボットやシステムに生物的要素や親和性を与えるには有効で、論理性・規則性を基本とする「知的システム」と曖昧性・柔軟性を有する「人間」の間の橋渡しをする技術とも言えます。
我々は、従来の知的システムから人間共生システムへのパラダイムシフトが重要であると考えています。例えば、エージェント内部に人間に似た人工感情モデルを持っていれば、そのようなエージェントに接する人間が親近感をもち、双方向インタラクションにおいて親和性を向上する効果をもたらします。人間共生システム研究では、このように「人間」とエージェントやロボットのような「人工システム」との間の双方向インタラクションにおける有効な設計手法を日々研究しています。
更新情報・お知らせ
- 2016/3/17
- 研究室メンバーに学生を追加しました。
- 2015/10/10
- 研究室ホームページを学外公開しました。
- 2015/10/01
- 研究室ホームページを立ち上げました。